15年使った給湯器交換の現場から
給湯専科の鈴木です。梅雨の晴れ間の先日、印象的な給湯器交換工事について書かせていただきます。
現場は東伊豆町の一戸建て住宅。お客様は70代のご夫婦で、「最近お湯がぬるくて、シャワーを浴びていても寒い」とのご相談でした。お電話をいただいてすぐに現地調査に伺うと、設置されていたのは15年前の給湯器。外観はきれいに見えましたが、詳しく点検すると問題が次々と見つかりました。
まず、リモコンの温度設定を42度にしているのに、実際に出てくるお湯は35度程度。これは熱交換器の効率が著しく低下している証拠です。本体のカバーを開けて内部を確認すると、熱交換器が真っ黒に汚れていました。15年間の使用で、燃焼によるススや水に含まれるミネラル分が蓄積し、熱効率が大幅に低下していたのです。
さらに、ガスバーナー部分にも劣化が見られ、点火時に「ボン!」と大きな音がすることもあったそうです。これは不完全燃焼の兆候で、放置すると一酸化炭素中毒の危険性もあります。お客様に状況を説明し、早急な交換をお勧めしました。
新しい給湯器は、最新のエコジョーズ24号を選択。従来型に比べて熱効率が95%と高く、ガス代の節約にもなります。また、このお客様は2人暮らしですが、お孫さんが泊まりに来ることもあるとのことで、余裕を持った容量にしました。
交換工事は朝9時から開始し、午後2時には完了。新しい給湯器の試運転で、設定温度通りの熱いお湯が勢いよく出た瞬間、奥様が「わぁ、全然違う!」と声を上げられました。その後、ご主人からも「久しぶりに熱いシャワーを浴びられた。肩こりも楽になった気がする」と喜びの声をいただきました。
古い給湯器は、見た目は問題なくても、内部では確実に劣化が進んでいます。「まだ使える」と思っていても、実は大量のガスを無駄に消費していることも。この現場でも、月々のガス代が3割近く高くなっていたそうです。
給湯器は毎日使うものだからこそ、その変化に気づきにくいもの。でも、10年を過ぎたら一度は点検を受けることをお勧めします。快適な暮らしは、温かいお湯から始まります。私たち給湯専科は、その快適さを守るお手伝いをこれからも続けていきます。